相続税について
相続税とその申告について
相続税とは
財産を相続したときの税金
亡くなった人から各相続人等が相続や遺贈などにより取得した財産の価額の合計額が基礎控除額を超える場合、相続税の課税対象となります。(国税庁HP)
相続税の計算
課税対象額=遺産総額-基礎控除額
【平成27年1月1日以降の基礎控除額】
基礎控除は、「3,000万+600万×法定相続人の数」で計算
例) ある人が亡くなって、妻と子2人が残された場合、法定相続人は3人で基礎控除額は4,800万円となります。
3,000万+1,800万(600万×3人)=4,800万 遺産総額が4,800万を超えた場合、超えた分が課税対象となります。
平成27年の税制改正により基礎控除額は縮小され相続税を納める必要がある対象者が広がりました。
「結局、自分には相続税がかかるのか?その場合、いくら相続税を納なかればならないか?」のご質問が多いのです。
相続税の申告
相続税は自分で申告することができますが約85%のかたが税理士に申告を依頼されます。相続税に詳しくないかたが申告手続きをされるのには困難を伴うからです。
1.膨大な申告手続きに伴う「添付書類」が必要
・被相続・相続人全員の身分証明に関する書類
・被相続人の預貯金・不動産・有価証券・生命保険・生前贈与など財産を証明する書類
・債務に関する書類
2.相続財産の把握の漏れ
以上の被相続人の預貯金・不動産・有価証券・生命保険・生前贈与など財産の正確な把握の難しさ
3. 相続税評価の問題
2に伴って特に不動産の評価の複雑さがあげられ、さまざまな特例や計算方法が存在するため同じ土地を複数の税理士が評価を行った場合、評価額が一致しないことが多く見受けられます。
4. 税務調査の問題
相続税に関しては税務調査が行われる確率がその他の税金に比べ高いと言えます。
なお、相続税の税率は高目に設定されているため税務調査で追徴課税が発生すると支払う税負担は大きくなります。
相続税に関する実際の支払いについて
税理士に相続税の申告を依頼する際のポイント
実際にいくら支払うことになるか
税理士に依頼した場合の相続によりかかる費用は「税理士報酬」+「相続税納税額」の合計を検討する必要があります。最悪の場合、税務調査で追徴課税(ペナルティを含め)が発生しその分も支払う必要があります。
A.相続税の納税額
税理士の経験、知識によって納税額は異なってきます。
法律に従って「相続税の節税」ができるかポイントとなります。
・被相続人の預貯金・不動産・有価証券・生命保険・生前贈与など財産を正確に把握できるか、必要な書類を揃えられるか。
・特に不動産の評価は複雑でさまざまな特例や計算方法が存在するため評価額が問題となります。
B.税理士への報酬
税理士への報酬は自由化されています。ですのでそれぞれの事務所で相続税申告業務への報酬は異なります。
C. 税務調査による追徴課税(ペナルティを含む)
税理士に申告業務を依頼しても税務署から税務調査を受けることになる場合があります。税理士の経験、知識の問題でもありますが結果、余分に税金を納めることになります。
以上のAとBもしくはCを含めた合計金額が実際かかる費用となります。
税理士の立場から
税理士による「相続税の節税」について
被相続人の預貯金・不動産・有価証券・生命保険・生前贈与など財産の正確に把握した上で、様々な特例、税制法の解釈による財産評価、債務控除など専門的な知識や経験、税務署との交渉などが大きく影響してきます。
不動産の評価ひとつとっても大きく評価が変わってくることもありお客様が驚かれるケースもあります。
元国税局員の経験をもとに
税務署には、個人情報のデータベース「KSKシステム(国税総合管理システム)」があります。ある程度は個人の所得、保有不動産や受取った生命保険金などのデータを蓄積し遺産の総額を度把握しています。
税務署に相談する前に
税理士に相談することをお勧めします。
税務署は相続税の申告を代行や税金が安くなるような提案もしません。
相談された内容は税務署側に記録されます。
相続税の申告漏れ、国税が監視強化
相続税は国税当局が最も監視を強めている税金の一つです。
国の借金や社会保障費増加にともなう税収強化の一環であり、近年の格差の広がりや富裕層の拡大にともなう富裕層への情報収集が強化されています。
相続税を扱う税理士として
お客様に対して
1.お客様の話をじっくりと伺います。
2.お客様のご質問、不明点は丁寧にお答えし、分かりやすい説明に努めます。
3.勝手に物事を進めずご納得を頂いた上で作業を進めます。
智創税理士法人神戸事務所のメリット
1.相続税が節税できる
2.税務調査を回避しやすくなる
3.手続きが迅速で安心
書面添付制度
納税の申告に関わる重大な制度でお客様にもメリットの大きい制度です。内容をご確認ください。